投稿日:2025.06.27 更新日:2025.06.25

【最新版】ポスター制作完全ガイド:3つのポイントから費用の内訳と相場を完全解説

はじめに

ポスターは、イベント告知や商品プロモーション、企業ブランディングなど、さまざまな目的で活用されるツールです。しかし、「せっかく作ったのに効果が薄かった」「思ったような仕上がりにならなかった」といった経験はありませんか?

それは、もしかしたら制作会社への依頼方法に原因があるかもしれません。

この記事では、理想のポスターを制作し、最大限の効果を得るために、制作会社に依頼する際に押さえておくべき3つの重要なポイントと、気になる予算項目ごとの詳細な費用相場について詳しく解説します。

シーズンではその他の制作物においても依頼する際のポイントについて解説した記事を公開していますので、ぜひご覧ください!

ポスター制作の3つのポイント

1. 目的とターゲット層を明確にする

ポスター制作を成功させるための最初のステップは、「なぜポスターを作るのか」「誰に伝えたいのか」を明確にすることです。

  • ポスターの「目的」を具体的に設定する 「新商品の売上を○%アップさせたい」「イベントの来場者数を前回の1.5倍にしたい」など、具体的な数値目標があると、制作会社はそれを達成するための最適なデザインやメッセージを考案できます。漠然とした「告知したい」では、効果的なポスターは生まれません。
  • 「ターゲット層」を深く掘り下げる 「20代の女性」「ビジネスマン」「ファミリー層」など、ポスターを見てもらいたい人々の年齢、性別、職業、ライフスタイル、興味関心などを具体的にイメージしましょう。ターゲットが明確であればあるほど、彼らの心に響くデザインテイスト、キャッチコピー、言葉遣いなどを制作会社と共に作り上げることができます。

ターゲットの絞り方についてはコチラの記事でも解説していますので、ぜひあわせてご覧ください!

目的とターゲットが明確であれば、制作会社はゴールを共有しやすくなり、より精度の高い提案が期待できます。

2. 予算とスケジュールを提示する

「費用が想定以上にかかった」「納期に間に合わなかった」といったトラブルを避けるためにも、依頼前に予算と納期を明確に伝えることは非常に重要です。

  • 予算の上限を事前に伝える ポスター制作費用は、サイズ、枚数、デザインの複雑さ、印刷方法、特殊加工の有無などで大きく変動します。事前に予算の上限を伝えることで、制作会社はその範囲内で最適なプランを提案してくれます。予算を伝えないと、再提案のやり取りが増え、無駄な時間が発生する可能性があります。
  • 具体的な納期を設定する 「〇月〇日までにポスターを設置したい」といった具体的な期日を伝えましょう。制作会社はその期日から逆算して、デザイン期間、修正期間、印刷期間などを考慮した現実的なスケジュールを組んでくれます。余裕を持ったスケジュールであれば、じっくりと質の高いポスターを制作する時間が確保できます。

予算とスケジュールの共有は、スムーズな制作進行には欠かせません。

3. 具体的なイメージや参考資料を共有する

「イメージと違う」「もう少しこうしてほしかった」というミスマッチを防ぐためには、あなたの頭の中にあるイメージを具体的に言語化し、参考資料と共に共有することが効果的です。

  • デザインの方向性を具体的に伝える 「シンプルで洗練されたデザインにしたい」「明るくポップな雰囲気にしたい」といった抽象的な表現だけでなく、「参考になるウェブサイトや雑誌の切り抜き」「色のイメージが伝わる写真」などを提示すると、制作会社もあなたの意図を正確に把握しやすくなります。
  • 掲載情報や素材を整理して渡す ポスターに掲載したいテキスト(キャッチコピー、イベント名、日時、場所など)や、使用したい写真、ロゴデータなどは、できるだけ事前に準備し、整理した状態で制作会社に提供しましょう。素材の準備が遅れると、全体のスケジュールに影響が出る可能性があります。

具体的なイメージの共有は、制作会社との無駄なやり取りを減らし、期待通りの仕上がりへと導く近道です。

ポスター制作の費用項目と具体的な相場観

ポスター制作の費用は、主に以下の項目で構成されます。それぞれの相場感を理解することで、より具体的な予算計画が立てられます。

1. 企画・ディレクション費

ポスター制作全体の進行管理、コンセプト立案、構成検討、制作会社とクライアント間の調整などにかかる費用です。プロジェクトの規模や複雑さによって変動します。

  • 相場感: 総制作費の10%~30%程度が目安となります。

2. デザイン費(版下作成費含む)

ポスターの視覚的な部分を形成する、企画に基づいたレイアウト、配色、フォント選定、画像配置など、デザインそのものにかかる費用です。

  • シンプルなデザイン(テキスト中心、既存素材利用): 3万円~
  • 標準的なデザイン(写真加工、イラスト配置など): 8万円~20万円程度
  • 複雑なデザイン(オリジナルイラスト制作、複雑なレイアウト、ブランディング要素が強いもの): 20万円~50万円以上
  • ポイント: デザインの複雑さ、修正回数、デザイナーのスキルや実績によって大きく変動します。

3. コピーライティング費

ポスターに掲載するキャッチコピーや見出し、本文などの文章を作成する費用です。ターゲット層に響く言葉を選ぶことで、ポスターの効果を高めます。ただ自社で文言を用意する場合には不要な項目です。

  • 相場感: 数万円~15万円程度(文字数や専門性によって変動)

4. 撮影費(写真・動画)

ポスターに掲載する写真や動画を新たに撮影する場合にかかる費用です。プロのカメラマンやスタジオを利用する際に発生します。こちらも自社で素材を用意する場合には不要となってきます。

  • 相場感:
    • スチール撮影(1日):5万円~30万円程度(カメラマン、機材、交通費など)
    • モデル・タレント手配料:別途
    • スタジオ利用料:別途

5. イラスト制作費

ポスターにオリジナルのイラストを掲載する場合にかかる費用です。

  • 相場感: 5万円~数十万円程度(イラストのタッチ、複雑さ、点数によって変動)

6. 印刷費

デザインが確定した後、実際にポスターを印刷する費用です。ポスターのサイズ、部数、紙質、印刷方法、特殊加工の有無によって大きく変動します。

  • ポスターサイズ別の相場感(一例):
    • A2サイズ(420×594mm):100部で約5,000円~1.5万円
    • A1サイズ(594×841mm):100部で約1万円~3万円
    • B0サイズ(1030×1456mm):1部で約5,000円~1万円(大判出力の場合)
  • 紙質: コート紙、マットコート紙、光沢紙、合成紙、布地など、耐久性や質感を求めるほど高価になります。
  • 加工費: ラミネート加工(耐久性向上、光沢・マット感を付加)、UV加工(色あせ防止)、型抜き加工など。
  • 印刷方式:
    • オンデマンド印刷: 少部数向け。1枚あたりの単価は高めだが、小ロットでの発注が可能。
    • オフセット印刷: 大部数向け。部数が増えるほど1枚あたりの単価は安くなる。

総合的な費用感の例(A1サイズポスター100部制作の場合)

例えば、A1サイズのポスターを100部制作し、デザイン制作も制作会社に依頼する場合の費用感は以下のようになります。

  • 企画・ディレクション費: 3万円~
  • デザイン費: 8万円~20万円程度
  • コピーライティング費: 3万円~8万円(必要に応じて)
  • 印刷費(A1サイズ100部、標準的な紙質): 1万円~3万円
  • 合計: 約15万円~40万円程度

※これはあくまで一般的な目安であり、特定の写真撮影やオリジナルイラスト、高度な加工などが発生すると、さらに費用は変動します。

まとめ

ポスター制作を制作会社に依頼する際は、以下の3つのポイントを意識してみてください。

  1. 目的とターゲット層を明確にする
  2. 予算とスケジュールを提示する
  3. 具体的なイメージや参考資料を共有する

そして、上記の予算項目とその詳細を理解しておくことで、制作会社からの見積もり内容もより深く理解し、適切なやり取りに繋げられます。

これらの準備をしっかり行うことで、制作会社とのスムーズな連携が図れ、あなたの目的を達成する、効果的で質の高いポスターが完成するはずです。

もしポスター制作にご興味がありましたら、ぜひお気軽にシーズンにご相談ください。皆さんの要望や予算感、納期に合わせた最適なご提案をさせていただきます。

販促物のノウハウ、プロモーションに関するお役立ち情報をご案内。
当社に集まる個性的なメンバーが「シーズンってどんな会社?」かご紹介いたします。

VIEW MORE

シーズンに少しでも興味を持った方、
お会いできる日を楽しみにしています。

VIEW MORE